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明星学園・第115話

「女子の皆さんは、声変わりは無いでしょう

から、この並び方だとは思いますが」

女子の方のひな壇を見ながら答えた。

「一応、7年から9年生までずっとクラス替

えは無いとは聞いていますが、もしかしたら

8年生になる時に一部クラス替えがあるかも

しれません」

大友先生が言った。

「その際には、新しいクラスでのパート変更

があるのかもしれません」

明星学園・第114話

「卒業生達を送り出してあげなくては」

「じゃ、秋から春はその練習ですか」

「そうですね」

大友先生は、皆に答えた。

「卒業式までずっとこの並びですか?」

「それはわかりません」

大友先生は答えた。

「もしかしたら声変わりしてテノールからバ

スへ変わる人が現れるかもしれませんし」

大友先生は説明した。

明星学園・第113話

「合唱祭では、皆さんにはクラス別や学年別

での合唱を披露してもらいます」

大友先生が皆に伝えた。

「そのための練習になります」

「合唱祭が終わったら、7年の音楽の授業も

終わりですか?」

「そんなことはありませんよ。合唱祭が終わ

ったら、春には9年生の卒業式があります」

大友先生が言った。

「卒業式でも、皆さんも合唱しますよ」

明星学園・第112話

「はい、良いですね」

大友先生のピアノに合わせて、1回歌い終わ

ると生徒の中から質問が出た。

「音楽の授業は秋までなんですか?」

「いえ、ずっとありますよ」

大友先生は答えた。

「秋までって」

生徒たちが、口々に大友先生に聞き返した。

「あ、秋には父兄達もお招きした中等部全校

での合唱祭が開催されます」

明星学園・第111話

「こちらはテノールのパートになります」

大友先生は、最後に男子右側、ひな壇の一番

右側の生徒たちを見た。

「君たちは声が低いのでバスになります」

佐藤正英たちの立っている壇だった。

「この並び方で、秋までに合唱が揃うように

練習を続けていきましょう」

大友先生が、生徒たちに伝えた。

「それでは、この並びで、もう1回翼をくだ

さいを歌ってみましょう」

明星学園・第110話

「左側の皆さんは声が高い声でした」

大友先生は、ゆみたちの立っている一番左側

のひな壇を指差して説明した。

「こちらはソプラノのパートになります」

大友先生が言った。

「で、こちらがアルトになります」

女子生徒の右側、祥恵たちのいるひな壇を指

差して、大友先生は説明した。

「そして、男子の左側」

「はい」

明星学園・第109話

「これは授業ですよ」

ゆみは、大友先生に言われて渋々、祥恵から

離れて朝子が待っている横へ移動した。

「後、君と彼女は中央寄りへ」

大友先生は、さらに生徒たちを移動させる。

「君たち1組の、音楽の授業での並び方は、

これで行きましょう」

大友先生は、生徒たちの移動を終えると、1

組の皆に告げた。

「皆さんの声を聴いての並び方です」

明星学園・第108話

「なるほど」

大友先生は、祥恵に頷いた。

「妹さんですか。でも、兄弟とかは関係ない

ですね。兄弟だからと、ずっと隣で授業を受

ける理由にはなりませんよ」

大友先生は、祥恵に言った。

「それはそうですけど」

自分の側から離れない妹を見下ろした。

「ゆみちゃん、こっちにおいでよ」

朝子が、ゆみを呼んでくれた。

明星学園・第107話

「後、君は左の方へ移動して」

大友先生は、姉の横に立っていたゆみにも、

中央寄りから左寄りの方へ移動するように伝

えられた。

ゆみは、姉の手をしっかり握ると拒否した。

「ゆみ、左の方に移動だって」

祥恵は、ゆみに囁いたが、ゆみは首を横に振

って、姉から離れたくないとアピールした。

「あの、彼女は私の妹なんです」

祥恵が代わりに先生へお願いした。

明星学園・第106話

「1番端の君、あとそっちの彼」

大友先生は、右端最上部に立っていた佐藤正

英と岩井をへ中央寄りに移動させた。

「後、君と君は右端へ移動して」

ひな壇右側半分に立っていた男子生徒たちの

移動が終わると、今度は左側の女子生徒の番

になった。

「君と、そっちの上の彼女は右へ」

大友先生は、右側に立っている女子生徒たち

の事も、左寄り、右寄りと場所を移動した。

明星学園・第105話

「基本的に音楽の授業では、合唱をメインに

授業を進めます」

大友先生は、「翼をください」という曲の歌

詞がプリントされた用紙を、生徒たちに配り

ながら説明した。

「まずは、歌詞を見ながら歌いましょう」

大友先生は、グランドピアノの前にある椅子

に腰掛けると、ピアノを弾きながら、ひな壇

の生徒たちを立たせて合唱させた。

「そうですね」